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Netcraftから2013年5月のWebサーバ調査結果が「May 2013 Web Server Survey」として発表された。672,837,096のサイトを調査したとしており、先月の調査から2,380万サイト増えているという。
5月のシェア動向で注目されるのは、Apacheがシェアを伸ばした点と、アクティブサイトにおいてnginxのシェアがMicrosoft IISを抜いて2位につけた点にある。Apacheのシェアが急増した背景には、Go Daddyで採用されていたMicrosoft IISが、Apache Traffic Serverに置き換わったという理由がある。Apache Traffic ServerはHTTP/1.1互換のキャッシュプロキシサーバ。以前は商用製品だったが、Yahoo!によってApache Foundationに寄贈され、オープンソースソフトウェアとして利用できるようになった。
2013年5月の調査でnginxを採用するWebサイトは1億サイトを突破した。アクティブサイトではMicrosoft IISのシェアを超えて2位につけている。nginxは新設されるWebサーバで採用されるケースが増えており、今後も強い成長が見込まれている。現在の傾向が続けば全体のシェアにおいてnginxがMicrosoft IISを抜いて2位のシェアを確保するものとみられる。