NECビッグローブは2013年5月9日、スマートフォンを活用するO2O(Online to Offline)マーケティングサービス「BIGLOBE mirucamera(ミルカメラ)」の提供を開始した。
本サービスでは、広告ポスターや商品写真にスマートフォンの専用カメラアプリをかざすことで画像認識し、商品の詳細ページやクーポンなどの付加情報を表示する。あらかじめサーバに認識の対象となる画像を登録しておくと、認識された画像とリアルタイムにマッチングする仕組み。画像認識には、NECの技術である「GAZIRU(ガジル)」が活用されている。
BIGLOBE mirucameraのりようイメージ |
NECビッグローブによれば、広告にQRコードを付与したり、新たにアプリを開発したりすることなく、スマートフォンによるO2Oマーケティングを手軽に実施できることが特徴で、ユーザーの行動分析も可能だという。
画像認識カメラアプリは、iPhoneとAndroidに対応し、それぞれAppStoreやGoogle Playを通じて無料で提供される。ユーザー企業はマーケティング施策に合わせて、アプリのダウンロード先を告知すればよい。
2013年9月には、新機能として画像認識カメラアプリを通じてユーザーへメッセージを送ることができる機能を提供する予定。商品ページを見たユーザーへセール情報を発信したり、利用者におすすめ商品のクーポンを発行するなど、積極的なマーケティング活動が行える。
NECビッグローブとNECの共同で、2016年3月末までに累計200社への導入、累計売上3億円を目指すとのことだ。