中央大学は5月8日、後楽園キャンパスにおいて、情報環境・ソフトウェアをセンター内の実習室やキャンパス内外、自宅からでも利用可能とするために、マルチプラットホーム環境「中央大学後楽園ITセンター学習システム」を構築し、サービスの運用を始めたと発表した。
「中央大学後楽園ITセンター学習システム」は、Linux環境とWindows環境を同時に提供することができる、マルチプラットホームの仮想デスクトップ・クラウド環境の学習システム。日本IBMの協力のもとに構築・刷新され、今年4月1日から稼働を開始している。
ハードウェア基盤としては「IBM PureSystems」製品群のIBMのブレード型サーバー「IBM Flex System」を採用し、Virtual BridgesのVERDEをベースとして仕組みを構築している。
同大学によると、「中央大学後楽園ITセンター学習システム」を利用することにより、学生は、Linux環境を活用した先進テクノロジーのハンズオン(体験学習)、教材の活用、教授や学生間での情報共有、出欠管理などに、実習室に設置された250台のPCやキャンパス内の各学科演習室のPCからだけではなく、自宅の個人端末からでもアクセスできるようになる。学校で自分が作成中のプログラム課題・レポートや、教員が用意した授業資料・教材/ソフトウェアを利用できるシーンが広がり、学習の効率化が図れるようになる。