Texas Instruments(TI)は、センサ・フュージョン・テクノロジーによる低価格のマイコン開発エコシステムを拡張する、ローンチパッドTiva Cシリーズ「TM4C123G」向けのセンサ・ハブ・ブースタパック「BOOSTXL-SENSHUB」を発表した。
同ブースタパックは、高コスト効率を提供するプラグイン方式のドーター・カード型モジュールで、ARM Cortex-M4マイコンを使う開発において、最大7種類のモーション・センシングおよび環境センシング機能を簡単に構築することができるほか、付属のソフトウェア「TivaWare」によって、圧力、湿度、周辺温度および赤外線(IR)光量の計測のほか、加速度、方向およびコンパスを含むモーションのセンシングを実現することができる。
また、TivaWareには、使いやすいセンサ・ドライバ・ライブラリが含まれ、センサ・フュージョンAPI、および、各センサが単独または連携してどのように動作するかを体験できる数種類のアプリケーション・サンプル・コードも提供されており、これらを活用することで、今後市場から要求されるシステムに対して柔軟に対応することができるようになるとする。
さらに、オンチップのペリフェラル群の設定および動作に使用できるペリフェラル・ドライバ・ライブラリも含まれているため、Tivaマイコン製品「TM4C123GH6」の各機能のデモンストレーションが可能なほか、ユーザーがTiva Cシリーズのローンチパッド上および、BOOSTXL-SENSHUB上で使用する、最終アプリケーション開発をするに必要なコア・コンポーネントも含まれているという。 なお、同ブースターパックはすでに同社のオンラインストアもしくは販売特約店にて注文が可能となっており、現在、期間限定で、TM4C123Gとセンサ・ハブ・ブースタパックの特別セットを、TI eStore にて49.99ドル(参考価格。通常価格は59.99ドル)で提供している。