米・アドビ システムズは、同社主催のユーザーカンファレンス「Adobe MAX 2013」において、クリエイター向けサブスクリプション製品「Adobe Creative Cloud」のメジャーアップデートを発表した。

今回の発表によると、同社のデスクトップツールのシリーズ名称「CS(Creative Suite)」は「CC(Creative Cloud)」に変更されるとのことで、本アップデートでは新たに開発し直された最新版アプリケーション「Adobe Photoshop CC」「InDesign CC」「Illustrator CC」「Dreamweaver CC」「Premiere Pro CC」などが提供されるという。

また、世界有数のオンラインクリエイティブコミュニティ「Behance」がCreative Cloudと統合されたことで、ユーザーは作品を全世界に公開し、作品へのフィードバックを集め、作品と作者である自分自身をグローバル規模で展開できるようになる(日本語版の対応は後日となる予定)。さらに、デバイス間のコラボレーション機能も強化されており、Mac OSやWindowsではもちろん、iOS、AndroidといったOSからもCreative Cloudを介してファイルを保存・同期・共有できるようになるほか、あらゆるメディアやデバイスに向けたコンテンツのパブリッシング機能も統合される。

新機能を搭載したCreative Cloudは、6月に提供開始となる予定。Creative Cloudメンバーシップ料金は、個人版の年間契約の場合で月額5,000円。このほか、旧バージョンのユーザーに向けた特別提供版や大手企業向けのエンタープライズ版、学生・教職員版なども用意されている。

なお、マイナビニュースではユーザーカンファレンス「Adobe MAX 2013」の現地の様子も紹介している。