ヴァージン アトランティック航空は、ヴィヴィアン・ウエストウッドとコラボレーションし、キャビンクルーのユニフォームを一新することを発表した。
ヴァージン アトランティック航空の新しいクルーユニフォーム(左:女性クルー、右:男性クルー) (c)Soo Hyun Hong (c)Vivienne Westwood design team (c)Virgin Atlantic Airways 2013 |
同社がユニフォームのデザインを一新するのは10年ぶり。新しい女性キャビンクルーのユニフォームは、独特のカッティングによって女性らしいシルエットと機能性を兼ね備えたデザインが考案されている。ファブリックの色は、同社のアイコンであるヴァージンレッドを採用。ジャケットはボディラインを強調したデザインで、バストラインにプリーツが入っており、ウエストが絞られてヒップラインを美しく見せる工夫が施されている。ペンシルスカートは前から見るとシンプルなラインだが、後ろから見るとダーツ縫いとダブルプリーツが入っており、魅惑的な外観になっているとのこと。
一方、男性クルーはのユニフォームは、深みのあるワインレッドのウール素材を使用。伝統的なサビル・ロウ(英国の地名、スーツの仕立て屋が密集している通りを指す)スタイルのスリーピーススーツに見えるが、ジャケットのポケットと折り襟部分にグレーのウールが影のように施されており、現代的なテイストを加えているという。
そのほか、パイロットや空港ラウンジ「クラブハウス」、そしてグループ企業「ヴァージン ホリディ」のスタッフなど、7,500名以上の職員が新しいユニフォームを着用する予定。利用者が新ユニフォームを目にすることになるのは、試着が始まる2013年7月ごろから。その後、クルーからの実用性や着心地などのデザインに関するフィードバックを得た上で、2014年に新ユニフォームとして正式導入する。
なお、ユニフォームのほか、同社の地上職員向けに、リサイクルバッグもデザインする。