あなたは一日に何通の電子メールを受け取っているだろうか? 多くの人が仕事用のアカウントの他にプライベート用のメールアドレス(おそらくは複数)を持っており、1日に100通以上という人も少なくないはず。仕事に取りかかりたいはずがメールチェックに追われている人に、Mashableが「電子メール生産性アップのための5つのサービス(5 Services to Boost Email Productivity)」という記事で、メールの管理に便利なツールを紹介している。

マーケティング目的のニュースレターやFacebookやTwitterなどからの通知メール、もちろん仕事の重要な連絡メールもある。日常生活において切っても切れないメール。効率化といわれても「いまさら」という気がしなくもないが、McKinsey Global InstituteとIDCの調査では、ビジネスマンは1日のうち2時間14分も電子メールの処理に時間をかけていると報告している。この時間を短縮できないだろうか、Mashableが選んだ5つのサービスをみてみよう。

Unroll.me

Webメールアカウントで受信しているメール定期購読の受信や削除を管理できる、無料のオンラインサービスだ。現在、GmailとYahoo! Mailをサポートしており、自分のメールアドレスとパスワードを入力すると、アクセス許可を求めてくる。「allow(許可)」を選択すると、購読しているサービスを自動検出。各サービスの横に「roll」「unsubscribe」があるので、購読したくないものは「unsubscribe」にすればよい。

このサービスのウリである「roll」にすると、Rollupとして1通のメールにまとめて送ってくれる。「roll」にしたもの、「unsubscribe」にしたものも、設定画面から元に戻せるのでご心配なく。Rollupはカテゴリ分類、送信時間設定、アーカイブなどの機能もあり、使いこなせば効率化に寄与してくれそうなサービスだ。

FanMix

Twitter、Facebook、LinkedInなどのソーシャルサービスやブログでのやり取りを一括りにできる無料サービス。Gmailのような感覚で管理でき、検索機能も用意されている。コンタクト管理画面からやりとりが多い人を把握できるほか、その人のTwitterフォロワー数やFacebookの友達数なども表示できる。

SaneBox

Gmail、Yahoo! Mail、Outlook、Exchange、Apple Mail、iPhone、Androidなどに対応。独自のアルゴリズムを利用して重要ではないメールを判別してくれる。SaneBoxによると、同サービスを利用することで平均で月8時間を節約できるという。料金は月額2.04ドル~。

The Email Game

フィルタリングや管理機能によって生産性アップを図るのではなく、「ゲーム感覚で楽しくメール管理を」というユニークなサービスがこれ。雑誌「TIME」が選ぶ2012年のベストWebサイトにも選ばれている。GmailとGoogle Appsに対応、メールアドレスを入力して「Let's Play(プレイする)」を押すとゲームがスタートする。カウントダウンとポイントにより、メールを読む、返信する、削除するなどの行動に自然とフォーカスできる。一度やってみると、これまでいかにダラダラとメールと付き合っていたのか実感できる……かもしれない。

0Boxer

同じくゲームのアプローチをとるGmailユーザー向けのサービス。プラグイン(Firefox、Chrome、Safariに対応。無料)形式となっており、メールのアーカイブや返信をするとポイントを獲得できるようになっている。受信ボックスゼロ(0)の快感を維持してもらうという仕組みだ。