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4月26日(米国時間)に実施されたBeer and Tellの内容が「Mozilla Webdev “Beer and Tell”, April 26, 2013」に掲載された。6つの発表が紹介されているが、特にJames Long氏が発表した「Scalable cloth simulation in LLJS/asm.js」が興味深い。JavaScriptを使った高性能プログラミングを示す例として参考になる。

「Scalable cloth simulation in LLJS/asm.js」は、LLJSとasm.jsを利用して開発されたデモアプリケーションを紹介する内容。デモアプリケーションは「Tear-able cloth in asm.js」で公開されている。処理性能に合わせてきめの違う布をレンダリングするというもの。高速に処理できるブラウザほどきめの細かい布が表示される。布はマウスでドラッグすることでなびかせたり破いたりできる。

Firefoxとそれ以外のブラウザでアクセスすると、性能の差がよくわかる。

Firefoxナイトリー版でアクセス - 性能を計測中

245,118をマーク

Safari 6でアクセス - 性能を計測中

34,13をマーク

LLJS/asm.jsはFirefoxに限られた技術ではなく、ほかのブラウザへ適用が可能。Firefoxナイトリー版ほど性能を発揮させるにはOdinMonkeyのようにams.jsに最適化されたJITが必要になるが、性能差が圧倒的であることから、今後この技術がほかのブラウザにも普及する可能性がある。