DragonFly BSD was originally forked from FreeBSD 4.8 in June of 2003. |
4月29日(米国時間)、DragonFly BSDの最新版となる「DragonFly BSD 3.4」が公開された。提供が開始されたのはUSBメモリイメージファイルとISOイメージファイル。対応するアーキテクチャはi386版(32ビット)とx86_64版(64ビット)。Linuxバイナリ互換機能を利用する必要がないのであれば、x86_64版を使うことが推奨されている。
DragonFly BSD 3.4では実験的ながら新しいパッケージ開発システムとしてDPortsが導入されている。DPortsはFreeBSDのPorts CollectionからDragonFly BSD向けのパッケージを構築するシステム。パッケージ管理はpkgng経由で実施される。DragonFly BSDはpkgsrcをデフォルトのパッケージ管理システムに採用しており、DPortsとpkgsrcを同時に使うことはできない。DPortsを使用する場合、pkgsrcは無効にする必要がある。
DragonFly BSD 3.4では48スレッドのOpteronマシンでtmpfsのマウント/アンマウントを繰り返すようなケースで性能と安定性が向上するように改良が加えられたほか、CPU高負荷時における安定性が向上している。デフォルトコンパイラがGCC 4.7へバージョンアップされたほか、デフォルトではビルドされていないがUSB 3.0に対応するためにUSB4BSDの実装がマージされている。