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Firefoxでは「about:memory」にアクセスすると、ブラウザが消費しているメモリの詳細情報が表示される。これはFirefoxの開発者がブラウザのメモリ使用状況の詳細を把握し、消費メモリを削減する取り組みに利用するために実装されたもので、累進的に改善や機能追加が繰り返されてきた。最新のNightly版で、このUIが大幅に変更された。新しく機能が追加されているほか、UIとしての使いやすさが向上している。
まず、メモリ使用状況のツリーが表示される替わりに、上部にいくつかのボタンが表示されるようになった。それらボタンを押すことでメモリ使用状況が表示される。verboseモードでの表示もチェックボタンで制御できる。GCやCCのボタンがページ上部にまとまったことで、これらボタンを押す際に一番下までスクロースする必要性もなくなっている。
メモリの使用状況データを保存し、それらの差分を調べる機能も追加された。Firefoxの開発者向けの機能ではあるが、制作したWebサイトやWebアプリケーションを実行することで、どのようにメモリが使われるのかを調査する目的でも使用できる。