NECは4月26日、2012年度3月期の連結決算を発表。それによると、売上高は前期比1.1%増の3兆716億円、営業利益が前期比55.5%増1,146億円、経常利益が前期比118.8%増の920億円、当期純利益が304億円になったという。
これは、パーソナルソリューション事業が減収になったものの、ITソリューション事業、キャリアネットワーク事業、社会インフラ事業が増収になったことによるもの。
ITソリューション事業は、売上高が前期比4.8%増の1兆2,458億円で、営業利益は前期比213億円改善の661億円となっている。
同事業では、ITサービスが製造業や流通・サービス向けなどで堅調に推移したことや、プラットフォームが大型案件により、ハードウェアやソフトウェアなどが増加したことが好調の要因だという。
キャリアネットワーク事業は、売上高が前期比7.5%増の6,477億円で、営業利益は前期比125億円改善の631億円。
同事業では、国内事業が堅調に推移したことや米コンバージス社の事業支援システム事業う連結化したことが好調の要因だという。
そして、社会インフラ事業は、売上高が前期比12.7%増の3,723億円で、営業利益は前期比116億円改善の278億円となっている。
同事業では、社会システム分野における消防・防災や航空宇宙・防衛システム分野が堅調に推移したという。
なお、同社は2013年度3月期の連結決算として、売上高3兆円、営業利益1,000億円、営業利益700億円、純利益200億円を予想している。