米EMCは4月24日(現地時間)、2013年第1四半期決算を発表した。それによると、今期の売上高は、53億9,000万ドルで、前年同期を6%上回り、GAAPによるEMC純利益は5億8,000万ドルになったという。GAAPによる1株当り利益は26セントで、Non-GAAPによるEMC純利益は8億5,000万ドルで、前年同期に比べて4%の増加となったという。

第1四半期の情報ストレージ事業売上高は、前年比3%増加、 RSA情報セキュリティ事業は、前年比12%増加し、VMwareの売上高は前年比13%増加したという。同社では、2013年の連結売上高を235億ドルと見込んでいる。

EMCの会長 兼 CEOであるジョー・トゥッチは、「EMCの堅調な第1四半期決算は、より優れた効率性、管理、選択肢、俊敏性をお客様に提供する当社の戦略の実行力と健全性のおかげです。当社の3つの統合事業、EMCの情報インフラストラクチャ、VMware、Pivotalは、この10年に高成長が見込まれるクラウド・コンピューティング、ビッグデータ、トラストのIT領域に明確に焦点を合わせています。どの事業も、互いの長所を活かし、お客様と株主のために価値を創出できるよう足並みをそろえながら、独自の技術を構築し、成功に欠かすことのできないパートナー・エコシステムに専心しています。当社のビジネス・モデルの強さ、そして情報テクノロジーの変革期においてリーダー的地位を確立するに至ったこれまでの道のりを考えると、非常に励まされます」と述べている。