日本SGIは4月25日、階層型ストレージ管理の専用アプライアンス「SGI InfiniteStorage Gateway」を同日より販売開始すると発表した。

「SGI InfiniteStorage Gateway」

「SGI InfiniteStorage Gateway」は、階層型ストレージ管理ソフトウェアとOS、最大276TBのディスクとコントローラーを、高さ4Uのハードウェアにあらかじめ組み込んで提供するアプライアンス製品。ハードウェアとソフトウェア一体型のアプライアンスとして提供し、GUIベースの管理画面で設定・操作できる。

製品に接続されたディスクアレイ、テープ、あるいはクラウド上のストレージなどを、仮想的に単一のストレージプールとして扱うことができる。複数のストレージシステムを束ねるゲートウェイとして設置し、データ容量やアクセス頻度などで決めた保管ポリシーに基づいてデータの移動作業を自動で行う。

接続されるストレージ機器の登録と保管ポリシーの設定だけですぐに階層型ストレージ管理を開始でき、使用頻度の高いデータは、信頼性が高く高速な本製品に保管し、使用頻度の低いデータに関しては、設定した保管ポリシーに基づいて自動的に安価なディスクやテープに移動して、ストレージのリソースを有効活用する。

「SGI InfiniteStorage Gateway」は、搭載ディスク容量が116TBおよび276TBの2モデルがあり、10GbEのiSCSIと8Gb/秒のファイバーチャネルで接続可能。

価格は116TBモデルが1,756万7,000円(税別、SGI DMF 500TBライセンス含む)、 276TBモデルが2,744万3,000円(税別、SGI DMF 1PBライセンス含む)。出荷開始時期は、6月中旬の予定。