IBMは、オハイオ州クリーブランドに拠点を置くUrbanCode Inc.(以下、UrbanCode)の買収が完了したと発表した。
UrbanCodeはソフトウェアのデリバリー自動化業務を行い、企業がモバイル、ソーシャル、ビッグ・データやクラウドのアプリケーションの発売、アップロードを迅速に行う支援を行なう。このテクノロジーにより、企業はアップデートや新しいアプリケーションを市場に出すまでにかかるサイクルを、数ヶ月から数分にまで減らす。
UrbanCodeのソフトウェアは企業のソフトウェア開発およびデリバリーのプロセス全体を簡易化、高速化するもので、IBMのDevOps戦略をさらに拡大させ、IBM SmarterCloudやIBM MobileFirstを通じたソフトウェアのデリバリーをより簡単かつ高速化することで、上記イニシアティブの強化を可能にする。
たとえば、UrbanCodeのソフトウェアとIBM Worklightテクノロジーを組み合わせることで、企業は以前何日もかかっていたアプリケーションの作成や展開を、どんなモバイル端末用でも数時間のうちに行うことができるようになる。
また、UrbanCodeのソリューションは、ミドルウェアやデータベース、ビジネス・インテリジェンス(BI)など、従来のアプリケーションにも対応している。
IBMは引き続きUrbanCodeの顧客のサポートおよび技術力強化を行い、より幅広いIBMポートフォリオを利用できる環境を提供する。