ヤマハは、多地点ネットワーク構築のためのセンターVPNルータとして、大規模向けのギガアクセスVPNルータ「RTX5000」と中小規模向けのギガアクセスVPNルータ「RTX3500」を7月上旬から発売すると発表した。

「RTX5000」

「RTX3500」

「RTX5000」は、RTX3000を超える大規模多地点ネットワーク構築に最適なセンターVPNルータとして、VPN接続対地数(最大3,000)、スループット(最大4Gbit/s)、VPNスループット(最大2Gbit/s)や経路情報処理能力などの基本性能の大幅な向上により、大規模提案に柔軟な対応が可能。

「RTX3500」は、RTX3000と同等(最大1,000対地)の中小規模多地点ネットワーク構築に最適なセンターVPNルータとして、RTX3000からスムーズな移行が可能。

また、データセンターやコンピュータールームなど設置環境の省スペースや省エネルギーに配慮し、省スペース性に配慮したラック1Uサイズのコンパクト筐体、データセンターの省エネルギー化を想定した電源入力のAC100V~AC240V対応、さらにLAN機器との接続性を高めるリンクアグリゲーション機能を搭載した2系統のL2スイッチングハブを内蔵している。

さらに、2020から2025年に予定されているPSTN(ISDN)からIPネットワークへのマイグレーションに備え、オプションの新しい拡張モジュールによるISDN回線収容と、ISDNのデータ通信を代替できる「ひかり電話ナンバーゲート」および「データコネクト」対応で、計画的な移行を可能にした。

価格は、RTX5000が83万7,900円、RTX3500が52万2,900円。