パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は4月24日、高画質CMOSセンサを搭載したリヤビューカメラ「CY-RC90KD」を発表した。6月15日より発売する。

自動車のリアビューカメラは国によっては法律で装着が義務付けられるなど、世界的に需要が高まってきている。同製品は、有効画素数約31万画素のCMOSセンサを搭載し、画素数を従来モデルの約25万画素から向上させたことで、被写体をより忠実に再現することを可能としたほか、F値2.0の高感度レンズを採用することで、暗い所での視認性を向上させた。また、視野角を従来モデルの画角、水平135度、垂直109度から水平145度、垂直112度に拡大。幅広く見渡すことを可能としたことで、安全性も向上させたという。

ボディサイズは、従来モデルの28mm×21mm×30mmから23mm×23mm×22mmへと小型化した。容積比で約12%削減したことにより、目立たない取り付けを可能とした。また、IEC(国際電気標準会議)が定めた防塵・防水基準の最高等級IP68に準拠しており、厳しい環境下に対応することが可能だ。

また取り付け器具では、小型中継コネクタを新たに開発。従来の平形ロック式中継コネクタより横幅が小さく、狭い場所も通しやすい丸型ネジ構造式(ロック付き)を採用することで、取り付け時に車両へ開ける径を小さくし、配線引き回し作業の効率化を図った。外付け電源コントローラも従来モデルとの比較で約84%小型化したほか、ケーブルと一体化させることで、電源コントローラの設置場所の選択が広がり、配線の引き回しを容易化したという。

さらに、一般的なRCA出力のピン端子を採用することで、映像入力端子が付いているカーナビゲーション(AV一体機タイプ/PNDタイプ)や各種モニタなど幅広い製品との接続が可能となったほか、国土交通省の定める改正「道路運送車両保安基準」第18条細目告示別添第1節別添20に定められた「自動車と人との接触の際に人が負傷する危険性を減らすため、自動車の外装表面には曲率半径が2.5mm未満である突起物を有してはならない。」という保安基準にも適合している。

パナソニックの高画質CMOSセンサ載リヤビューカメラ「CY-RC90KD」