NTTアイティは、従来より、PCやiPad、iPhone、Android端末から会社のPCやサーバにリモート接続するクラウドサービス「マジックコネクト」において、1つのアカウントでPCとスマートデバイスが利用できるマルチデバイス対応のクラウドサービスを、6月5日より日本・東南アジア・北米・欧州で同時に販売開始すると発表した。

今回のマルチデバイス対応は、利用企業から、一つのアカウントで、自宅やホテルからはPCで、移動中や出張先からはスマートデバイスで接続できるようにして欲しいという要望に応えたもの。

1つのアカウントでPCとスマートデバイスが利用できるマルチデバイス対応のUSB型および指紋認証USB型の「マジックコネクト」クラウドサービスの開発を進め、6月5日より、日本・東南アジア・北米・欧州で同時に販売開始する。

利用者は、接続先の会社PCにクライアントプログラムを、手元のスマートデバイスにビューアプログラムをインストールし、PCから利用する場合はUSBキーをPCに挿しビューアプログラムを起動し、スマートデバイスから利用する場合はインストールしたビューアプログラムを起動し、会社PCのログオン認証画面をVPN経由で呼び出す。

マルチデバイス対応の「マジックコネクト」クラウドサービスの構成

VPNの接続認証では、アカウントIDとパスワードに加え、USBキーの固有情報(PC利用時)や、端末の固有情報、初回接続時に保存される電子証明書(スマートデバイス利用時)を用いた多要素認証により、なりすましを阻止する。

また、画面転送により会社PCをリモート操作するため、手元端末には会社の情報は一切残らないため、私物端末からでも安全に利用できる。

仮想マウスによる接続先画面の操作(スマートデバイス利用時)

初期費用は、USB型が1万5,000円~/アカウント、指紋認証USB型が3万円~/アカウント、年間使用料が1万8,000円/アカウント。