ワイズテクノロジーは2013年4月23日、Wyse ThinOSを搭載したノート型シンクライアント「Wyse X10cj」(11.6インチモデル)と「Wyse X10j」(14インチモデル)を発売した。ノート型マシンに本OSが搭載されるのは初めてのことだという。
Wyse X10cj/X10jに搭載されたWyse ThinOSは、APIを公開しておらず、4MBというコンパクトな作りになっていため、強固なセキュリティと高速な起動を実現したという。独自のファームウェア自体がセキュリティ対策機能を持ち、ローカルの設定やカスタマイズは不要なため、コストを掛けずに高いパフォーマンスのシンクライアント環境を利用できる。
発表によれば、新製品Wyse X10cj/ Wyse X10jの特長は次のようにまとめられている。
- 4MBのシンクライアント専用OS「Wyse ThinOS 7.1」によって、セキュリティ対策と高速起動を実現
- 無線LAN(X10cj) : IEEE802.11a/b/g/n 2.4/5Ghz デュアルバンド対応
- 無線LAN(X10j) : IEEE802.11b/g/n 2.4Ghz
- 稼働時の平均消費電力は11W
- バッテリー駆動最大約8時間
- 外付けVGAモニタ接続でデュアルモニタに対応
- Webカメラ(解像度320×240)やマイクも内蔵
- Marvell ARMADA PXA 510 v7 1.0GHz SoC(system-on-chip)搭載
- 重量はX10cjが1.45Kg、X10jが約1.8Kg