Java Programming Language |
Oracle Javaプラットフォームグループのチーフ・アーキテクトMark Reinhold氏は4月18日(米国時間)、自身のブログにおいてJava 8のリリーススケジュールについて発表した。Javaのブラウザプラグインにおけるセキュリティ対策にエンジニアを優先的に割り当てた結果Java 8の開発に遅延が生じており、当初今年の9月を予定していたJava 8 GAのリリースは現実的に不可能になったこと、今のところ2014年3月でのリリースが現実的であることなどを説明している。
Mark Reinhold氏はJava 8 GAのリリースに関して次の3つの案をそれぞれ説明。
- Java 8 GAにLambdaを搭載するのを諦め、スケジュール通り今年の9月にリリースする
- Lambdaは残すものの、フィードバックや試験にかける時間を減らして9月にリリースする
- Lambdaが完成するまでリリースを延期し、Java 8 GAをリリースする
Java 8 GAからLambdaの機能を削除した場合、Lambdaが搭載されるのは3年ほど先になるとみられるJava 9 GAまで待たなければならなくなる。Lambdaを含まない場合、Java 8の存在意義はかなり微妙なる。さらに、すでにLambdaの実装がかなり進んでいることを考えると、今からLambdaを抜くというのは選択肢として適切とは言い難い。
Mark Reinhold氏はLambdaが完成するまでリリースを延期し、Java 8 GAをリリースする案が「もっとも悪くない」選択肢だとし、現在の状況から見積もれば2014年3月あたりでのリリースが現実的だろうと説明している。その場合、さらにひとつ先のリリースとなるJava 9 GAの登場は2016年Q1~Q2あたりになる見通し。