アートギビングプロジェクト実行委員会は18日、アートでつながる継続的な被災地支援システム「ART GIVING Project」を発足し、同日より始動すると発表した。

「ART GIVING Project」イメージ。ロゴマークは、アートディレクター・渡邉良重氏によるもの

「ART GIVING Project」は、広告会社のジェイ・ウォルター・トンプソン・ジャパン、ストックフォトサイトを展開するアマナイメージズ、被災地支援団体「ふんばろう東日本支援プロジェクト」が立ち上げた被災地支援プロジェクト。支援活動に参加したいと考えているクリエイターらと協力し、"継続的な支援"が行える新たなプラットフォームを構築することを目的としている。

今回プロジェクト第1弾として公開されたのは、第一線で活躍するフォトグラファーやビジュアルアーティストたちの作品提供で実現したという、ストックフォトサービス「Stock ART GIVING」だ。参加アーティストには、市橋織江、おやまめぐみ、桐島ローランド、佐藤博文、鈴木崇史、田島一成、高井哲朗、徳山宗孝、中島宏樹、萩原佳一、hanachoco、ミヤザキケンスケ、安永ケンタウロス、レスリー・キー、Ron Kowalke(50音順、敬称略)などが決定しており、すでに約320点の作品が販売されている。参加クリエイターおよび作品は、今後も順次追加されていくとのこと。

同プロジェクトは、今後もアートをテーマとしたさまざまなプロジェクトを展開予定。「被災地の方々に、未来を担う子供達に。アートの力で元気を」という趣旨のもと、これからも被災地からの声や参加者のアイデアを取り入れ、必要とされる支援を行っていくという。

桐島ローランド氏による作品

田島一成氏による作品

ミヤザキケンスケ氏による作品