NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は4月18日、マレーシアにおいて4番目となる「マレーシア サイバージャヤ4 データセンター」の建設を開始すると発表した。このデータセンターは、マレーシアの首都クアラルンプールの郊外にある総合開発地域マルチメディア・スーパーコリドーの中核都市サイバージャヤに建設。総延床面積約5,600平方メートル(1,000ラック相当)を確保しており、2014年5月よりサービスの提供を開始する予定。
マレーシアは地震、津波などの自然災害の影響が極めて少なく、電力料金が安価であり、ディザスターリカバリーやオフショア拠点、そしてアジアのシステムの集約先としてのデータセンター需要が増大しているという。
このデータセンターでは、NTT Comグループで定めたグローバル統一品質基準を満たすサービスを提供。データセンター国際基準「Tier III」 に拡張可能で、柔軟に設備増設が可能なモジュラーコンセプトを採用し、建物を低層構造にすることで投資効率を高めているという。
同敷地内には顧客が利用可能なオフィスビルを併設しており、リモートオフィスやバックアップサイトとして利用できる。また、複数言語に対応可能な保守サポート要員も同敷地内に常駐。24時間365日の保守運用体制を整える。