武藤工業は4月18日、同社が取扱っている3Dプリンタ製品として、従来のハイエンドモデル「ZPRINTERシリーズ」ならびに「ProJetシリーズ」に加え、入門タイプとなる「3DTOUCH」の後継機種として米3D Systemsの「CubeXシリーズ」3機種を6月1日より販売することを発表した。
3Dプリンタは従来、ものづくりの現場で導入が進んできたが、近年、低価格製品の登場によりパーソナルユースも可能となってきており、市場の拡大が続いている。この傾向は日本も同様で、調査会社によれば、2013年度の日本国内の3Dプリンタ市場は前年比300%増という高い成長となっているという。
同シリーズは従来製品に比べ、造形速度が2倍に高速化されているほか、ヘッド構造の改良やモデリングマテリアルを装着しやすいカートリッジタイプへの変更による自動ローリング機能の搭載など、パーソナルユースでも高い使い勝手を可能とするものとなっている。
また、USBドライブから直接3Dデータをロードすることが可能であるためPCを経由せずに3Dモデルを作成することが可能だ。
さらにモデリング作成マテリアルは、植物由来成分から作成されたPLA(ポリ乳酸)16色ならびにABS樹脂17色が取り揃えられており、必要に応じた色選択が可能となっている。
なお本体価格は39万8000円からだが、日本語対応の操作マニュアルやドライバソフト、モデリングソフト(ダウンロード体験版)が用意されているほか、有償にてセットアップ作業(出力調整作業からオペレーション教育まで)を提供するオプションも用意されている。