同日発表した2012年通年のインターネット広告に関する報告書「IAB Internet Advertising Revenue Report」で明らかにした。同報告書は、IABが出資し、PwC(PricewaterhouseCoopers)米国本社が作成したもので、Webサイト、商用オンラインサービス、無料のWebメールサービスなど米国のオンライン広告の売上を調べたもの。
2012年は過去最高を記録した2011年の317億ドルから15%増加し、366億ドルとなった。モバイルは前年比111%増と倍増を遂げて市場規模は34億ドルに達した。モバイルカテゴリは2011年は149%増という成長率を記録しており、2012年も3ケタ成長を維持した形となる。2012年、オンライン広告全体に占めるモバイルの比率は9%に到達したという。
広告フォーマット別の内訳では、検索が46.5%を占めて最多カテゴリの座を維持した。2012年の売上高は169億ドル、前年から14.5%増加した。ディスプレイ広告は33%を占め、売上高は前年比9%増の120億ドル。中でも動画を用いたコマーシャル型広告が前年比29%増と大きく成長していることを報告している。