日本HPは4月16日、ハイエンドボックス型「HP 5900シリーズ」の新モデルとして、10G BASE-Tを48ポート実装した「HP 5900AF-48XGT-4QSFP+ スイッチ」を発売した。価格は383万2,500円。
「HP 5900シリーズ」は、1Uサイズのボックス型レイヤー3スイッチであり、ラック内のサーバやストレージのネットワーク接続を集約するためのトップ・オブ・ラック・スイッチとして活用される。
従来製品は、「HP 5900AF-48XG-4QSFP+スイッチ」(10G SFP+×48ポート、40G QSFP+×4ポート)と「HP 5900AF-48G-4XG-2QSFP+ スイッチ」(1000 BASE-T×48ポート、10G SFP+×4ポート、40G QSFP+×2ポート)の2機種であったが、これに新製品「HP 5900AF-48XGT-4QSFP+ スイッチ」(10G BASE-T×48ポート、40G×4ポート)を追加して、ポートフォリオを拡充した。ラック内の設置場所に応じて、吸気・排気の流れをコントロールすることができ、モジュール化・冗長化された電源は直流・交流に両対応する。
HP 5900は、同社の仮想シャーシ機能「HP Intelligent Resilient Framework(IRF)」に対応し、最大4台を混在させて10Gもしくは40Gで相互に接続し、論理的に単一のスイッチとして制御することが可能。また、レイヤー2でネットワークのマルチパス化を実現するTRILL(TRansparent Interconnection of Lots of Links)標準に準拠する。また、データセンターブリッジング(DCB)やFCoE、IPv6などの対応も追加ライセンスは必要ない。