米GoogleがオープンソースのAndroidセンサーフレームワーク「Funf Open Sensing Framework」を開発する米Behavioを買収した。4月13日にBehavioが発表した。

Funfは、Androidモバイル端末向けのJavaべースのセンサー・データ処理フレームワーク。プローブを利用して、ユーザーの行動を追跡することができる。

MIT Media Labで開発され、その後The Knight Foundationなどの資金提供を受けて、2012年6月にベンチャー企業Bahavioを立ち上げた。4月に入り、バージョン0.4をリリースしている。

オープンソースで再利用可能な機能セットの提供により、位置情報、ユーザーの動き、近接センサーなどモバイル端末を経由してさまざまなデータを収集し、アップロード、設定を可能にする。遠隔からの設定、多数のデータプローブ、自動・手動でのデータアップロードなどの機能を備える。開発者はサードパーティのAPIを利用して、Funfを利用したAndroidアプリを開発できるほか、管理者や研究者は収集したデータからアプリの利用、自分のアプリのバッテリーへの影響などの情報を得られるという。

Behavioによると、買収後もオープンソースとしての開発を進めるが、これまで提供してきたアルファプログラムは数日内に閉鎖するという。

Funfのコンセプト