ネットワールドは4月15日、米Actifio(以下、アクティフィオ)とTechnical VAD(Value Added Distributor)契約を締結し、次世代型コピーデータ統合管理アプライアンス「Actifio 100T」と「Actifio Gateway」の販売を開始すると発表した。

次世代型のコピーデータ管理 概要

従来の企業システムでは、BCP/DR、開発テスト、データ解析などの目的別に本番データを個別に複製して、個別の管理ツールや管理コンポーネントで運用しているため、コピーデータ量の増大、運用・管理の複雑化やストレージの肥大化によるコスト増加を招いている。

アクティフィオのソリューションは、すべてのコピーデータ管理を仮想化し1台のアプライアンスで統合管理可能にし、コピーデータ管理にかかわるシステム領域を、ストレージ、ネットワークおよびサーバのインフラから切り離してシンプルに運用することができる。これにより、コピーデータ管理に必要な設備投資と運用コストを大幅に抑え、TCOが最大90%削減可能となるという。

「コピーデータ管理」概要

この統合管理技術の利用により、整合性を持った静止点を確保した形でデータを保護し、本番システムのストレージに障害があった場合、上位システムが「インスタント」にアクティフィオにコピーされたデータをマウント、データベース・ストレージや仮想サーバ・ファイルの「インスタント」なリカバリが可能となる。

また、ITインフラがVMwareで仮想化されている場合には、ストレージのデータ保護とインスタント・マウント/リカバリだけでなく、そのデータを管理するDBMS仮想サーバーや、アプリケーション仮想サーバも同時に保護し、それら物理サーバに障害があった場合にも、その仮想サーバを迅速に再立上げし、データにインスタント・マウントすることで、トータル・システムの継続運用が可能となる。

価格は、最小構成の場合 3,000万円から(税別)。

ネットワールドでは、特にVMware環境における継続的システム稼働や、アクティフィオのリモート・サイト利用による災害対策にフォーカスして、アクティフィオ製品の導入コンサルティング・販売・構築・保守サービスまでをトータルに提供する。