岡村製作所は、4月2日に開場した歌舞伎座に劇場椅子を納入した。

歌舞伎座の座席全景

このたび歌舞伎座に納入された劇場椅子の座面には、歌舞伎座のシンボルマークである鳳凰丸が連続して配置されており、隣同士の椅子の模様が連続して見えるデザインを実現。背面にはメッシュ張り構造を採用し、背幅を薄くすることで、座席前後の通路幅を拡大した。また、3階・4階通路側席の背もたれは手を掛けやすいデザインが施され、段差のある通路を安全に昇降することができるよう配慮されている。そのほかの部分についても、同社が長年にわたって培ってきた技術をもとに、観客には快適な座り心地と安全性、劇場スタッフにはメンテナンスのしやすさなどを提供しているということだ。

劇場椅子に張られた布地には、歌舞伎座のシンボルマークである鳳凰丸が連続して配置されている