NECは、JSRが5月1日付で、同社100%出資のグループ会社であるJSRビジネスサービスの情報システム事業を分社化し、そのうえで新会社の株式の60%をNECに譲渡すると発表した。
新会社の名称は、「JNシステムパートナーズ株式会社」で、事業内容はJSRグループからの情報システムの設計、開発及び運用保守事業の請負・委任業務となる。
JSRは、中期経営計画「JSR20i3」および2020年の企業ビジョンの実現に向け、海外を含めたJSRグループ全体のIT基盤の最適化・高度化を行いグローバル競争力や環境変化への対応力などの強化を図っていくために、今回の戦略提携を行う。これにより、NECが有するクラウドやビッグデータ、セキュリティなどの先進的な情報通信技術やシステム構築ノウハウの活用、NECのITサービス人材との交流や教育プログラムによる人材育成などを進める考え。
NECは、JNシステムパートナーズを通じて、JSRグループの経営力強化に貢献する新たなパートナーシップを実現し、アウトソーシングを含むソリューション事業の更なる拡大を目指ざす。
JNシステムパートナーズの資本金は1,000万円で、株主構成はNECが60%、JSRが40%となる。業員数は約100名で、社長はNECから派遣される予定。