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NASAが核融合ロケットの開発の出資している旨がExtreme Techの記事「NASA-funded fusion rocket could shoot humans to Mars in 30 days」で紹介されている。これはJohn Slough氏の率いる研究チームがワシントン大学で取り組んでいる研究で、開発に成功した場合には火星への有人飛行が30日で可能になるという。現在NASAが実現している技術と比較してきわめて短時間に火星への有人航行が実現できることになる。
同研究チームはすでに数年に渡って核融合ロケットに必要となる技術のさまざまな研究開発を進めており、現在はこれまで開発してきた技術を統合して実際の核融合ロケットを開発する段階にきているという。現在の見積りでは最終的にエンジンから10秒ごとに排出を繰り返し、最終的に時速32万kmほどまで加速するとしている。これは火星探査機Curiosityが輸送された速度の10倍に相当する。
核融合ロケットは既存の技術と比較して必要とされる燃料の重さが桁違いに小さいという特徴がある。核融合ロケットが実現できるとより多くの物資を宇宙へ輸送できるようになる。ただし現在のところ実用的な核融合ロケットは開発されていない。