サイバーエージェントは4月11日、「SNSの愚痴」に関する意識・実態調査の結果を発表した。同調査は同社のスマートフォン向けコミュニティサービス「きいてよ!ミルチョ」で実施したもの。SNSに週に5日以上投稿する20~30代の500名を対象としており、調査期間は3月22日~3月26日。
調査結果をいくつか抜粋して紹介すると、「あなたが利用しているSNSのサービス数はいくつありますか?」という質問には、3つと答えた人の割合が最も多く36.6%だった。平均利用数は2.7個となっており、SNSへの1日の投稿数は平均7.6回となっている。
「SNS上で愚痴を投稿したくても投稿できないことが多いと思いますか?」という質問には、64.0%の人が「そう思う」と回答。普段SNSに投稿をしている人も、愚痴に関する投稿はためらうことが多いことがわかる。
「SNS上で投稿したくなる愚痴」を尋ねた質問では、「仕事関係の内容」(55.3%)、「友人・知人に関する内容」(34.1%)などの回答が上位になっており、愚痴を投稿したくなる理由は、「自分の心の中の不満をスッキリさせたい」(79.2%)、「誰かに共感をしてほしい」(34.9%)という回答が多い。
「投稿したくてもSNSに投稿できない理由」を尋ねた質問では、「自分の投稿を見た人を不快にさせてしまう」(61.3%)、「自分のイメージを悪くしたくない」(39.7%)という回答が多くなっている。
また、実際にSNSに愚痴を投稿したことがあるか尋ねた質問では、71.8%の人が「ある」と答えており、このうち14.5%の人が「愚痴を投稿したことでトラブルになった経験がある」と回答している。
トラブルの内容は、「愚痴の相手にバレて、後日それについて問いただされ気まずい関係になった」「愚痴の矛先を向けた人とは別の人が誤解して受け取ってしまった」「バイトの愚痴を吐ける場所がなかったので、ツイッターでつぶやいたら、フォローしている友人に反感を買ってしまった」などがあり、愚痴った相手だけでなく、第三者に影響を与えるケースもあることがわかる。