米Dropboxは4月10日 (現地時間)、シングルサインオン(SSO)をサポートすると発表、またグループ・組織向けサービスの名称をDropbox for Teamsから「Dropbox for Business」に変更した。
Dropboxは2011年10月に、大容量ストレージを複数ユーザーで使用できるDropbox for Teamsを発表。グループ・組織向けという位置づけだったが、それから企業ユースを想定した改善に努め、今年2月には視認性と管理機能を強化する新しい管理コンソールをリリースした。Businessへの名称変更は、Dropboxが企業ユーザーの要求に応えられるサービスに成長したことをアピールするものだ。同社によると、Fortune 500企業の95%でDropboxが用いられており、ビジネスユーザーによって毎週6億以上のファイルがDropboxに保存されている。
SSOサポートは5月に提供する計画で、Ping Identity、Okta、OneLogin、Centrify、Symplifiedなどがアイデンティティプロバイダのパートナーとなっている。DropboxはSAML (Security Assertion Markup Language)を採用しており、SAMLに基づいたSSO環境を実現するという。