Data Center Knowledgeにモジュール型データセンターについて紹介する連載記事が掲載された。しばらくの間、モジュール型データセンターについて紹介していくと説明があり、最新のモジュール型データセンターがどのようなものか把握する参考資料として注目される。

従来のデータセンターは建物が先にあり、そこにデータセンターを構築するという手法が取られることが多かった。建物は新規に建築することもあれば、これまでほかの用途で使ってきたオフィスビルをデータセンターへ改築するケースもある。こうした従来の方式に対して、ここ数年でモジュール型のデータセンターが注目されている。データセンターに関するさまざまな要素をコンポーネント化し、それらの組み合わせでデータセンターを構築する方法。

当初はコンテナにデータセンターを詰め込むという手法として捉えられるケースも多かったが、現在ではもっと広い意味でモジュール型データセンターと呼んでいる。モジュール型データセンターではコンポーネントごとに改善がフィードバックされるため改善の蓄積が期待でき、すでにパーツとして製品化されているため構築が迅速になること、電力効率が高く、必要性に応じたコンポーネントの追加や強化が柔軟という特徴がある。