インターネットイニシアティブ(IIJ)は、クラウドサービス「IIJ GIOサービス」のラインナップを拡充し、「IIJ GIOデータベースサービス」の提供を、4月15日より開始すると発表した。

「IIJ GIOデータベースサービス」は、利用者の業務データなどの蓄積や検索に利用できるリレーショナルデータベースをインターネット経由で提供するサービス。データベースサーバはIIJが顧客に代わって構築、運用する。また、障害対応、セキュリティパッチの適用もIIJが行う。

IIJ GIOデータベースサービス

特徴として、高速ディスク(SAS)搭載の物理サーバと同程度のトランザクション性能をもつデータベースをクラウドで提供することが可能で、データベースシステムは標準で冗長化されており、データを定期的に無停止でバックアップする。

データベースソフトウェアはMySQLとOracle Databaseから選択でき、利用者が既に当該ソフトウェアを利用している場合は、データやアプリケーションなどの資産をそのまま活用できる。

ファイアウォールの設定、SSL暗号化の接続に必要なSSL証明書のダウンロード、インスタンスの起動・停止やパスワード設定など、DBインスタンスの管理に必要な機能は、専用コントロールパネルから操作が可能。

サービスメニューは、「MySQL Database インスタンス/CE」と「Oracle Database インスタンス/SE」の2種があり、それぞれ、DBメモリ2GB/最大同時接続数50/ICU 2の「Type-E」、DBメモリ4GB/最大同時接続数100/ICU 4の「Type-D」、DBメモリ8GB/最大同時接続数200/ICU 8の「Type-C」のグレードがある。

価格は、基本契約の月額費用が、「MySQL Database インスタンス/CE」の場合、「Type-E」は4万6,800円、「Type-D」は6万3,000円、「Type-C」は8万2,000円、「Oracle Database インスタンス/SE」の場合、「Type-E」は10万5,000円、「Type-D」は17万5,000円、「Type-C」は22万8,000円。ディスク拡張オプションの月額費用は、どちらも1万3,000円で、設定変更の初期費用は、どちらも6,000円となっている。