オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)は、奉行シリーズをクラウドで利用できる環境を提供するサービス「OBCクラウド運用サービス」の提供を開始すると発表した。 サービスの開始は、平成24年10月22日を予定している。
「OBCクラウド運用サービス」は、奉行シリーズ(奉行 iシリーズ/奉行V ERP)を利用するためのITインフラ環境と奉行シリーズのメンテナンスを一本化して、利用料金型で提供するクラウドサービス。
提供するサービスの特長は「奉行シリーズメンテナンス」、「OS・ミドルウェアコストの削減」、「環境構築・運用管理コストの削減」、「セキュリティ&運用監視-24時間・365日監視体制」。
奉行シリーズ製品に必要となる法改正などの定期的なプログラム更新により、常に最新バージョンの運用が可能で、奉行シリーズを利用するための、OS・ミドルウェア・ハードウェア等のインフラ環境については、クラウド環境上に顧客固有の仮想サーバーを用意し提供。
奉行シリーズの導入に必要なプログラムセットアップから定期的なバージョンアップ作業、メンテナンス・バックアップを提供。サーバーは24時間365日監視しており、顧客の仮想環境は、定期的に異なるサーバーへバックアップ。障害発生時にはバックアップからの復旧作業を行う。また、インターネット接続環境さえあれば、全国どこからでもデータセンターの奉行シリーズに接続できるため、新たな拠点が増えた場合なども環境構築は不要となるため、短期間で奉行シリーズの運用を開始することができる。
さらに、OBCクラウド運用サービスは、SSL-VPN接続によるセキュアなネットワーク環境で利用可能。顧客のネットワーク環境に手を加えることなく、セキュアなネットワーク環境を構築し、通信データの暗号化により、通信データの盗聴や改ざんを防止する。
サービス、対応製品は「奉行V ERPシリーズ 各Edition(Single Editionを除く)」、「奉行iシリーズNETWORK Edition、新ERP」。サービス利用には、奉行シリーズ各製品とOBCメンテナンスサポートサービスの購入が必要となる。