A10ネットワークスは、高等教育機関であるセントピーターズバーグ大学がA10のAXシリーズADC(アプリケーションデリバリーコントローラ)を採用したと発表した。

セントピーターズバーグ大学 ネットワーク構成イメージ

大学のネットワークでは、キャンパス全体で使用される講義用アプリケーション(Blackboard Learn+など)、ERPソフトウェア(Oracle PeopleSoftなど)、Microsoftのアプリケーション(SharePoint、Lync、Exchangeなど)と、非常に幅広いアプリケーションをサポートする必要があり、高密度で高パフォーマンス、且つ優れた柔軟性と信頼性を発揮できるソリューションが求められる。

5つのキャンパスを持つセントピーターズバーグ大学では、学生数が増加を続け、遠隔教育プログラムに参加する学生も各学期3万2,000人と急増、これらのニーズすべてを大学のITインフラでサポートする必要があり、これまでF5 NetworksのBIG-IPを使用していたが、増大するネットワークニーズに対応しきれなくなったことから、ネットワークインフラの再構築を必要としていた。

選定においては、急増する多種多様なアプリケーションを管理する機能を備えたソリューションを検討した結果、要件をすべて満たし、マルチテナント構成に対応し、高い実績を誇る仮想化ソリューションとして高機能64ビットAXシリーズのADCが選ばれた。

同大学は、「A10 Networksのソリューションを選択した最大の理由は、アーキテクチャーの優れた柔軟性。大学のネットワーク環境では、優れたパフォーマンスを維持しながらさまざまな仮想ロードバランサーを構築する機能が非常に重要な役割を果たす。また、移行前のソリューションに比べて設定が簡単であることや、コスト削減が可能である点も魅力的だった。」と述べている。