シュナイダーエレクトリックは4日、長野県パトロールが2012年11月に長野県小諸市内に新設したデータセンターに、空調設備やUPS、またデータセンター内の物理インフラの統合管理ソフトウェアなどを導入したと発表した。
導入された空調設備は、冷却水を外気で冷やすことで、室外機を稼働させることなく必要な冷却能力を確保できるInRow タイプの水冷式空調システム「InRow RPCW」と、ホットアイルを密閉してIT 機器の排熱を閉じ込める「Hot Aisle Containment System(HACS)」。
UPSは、ブレードサーバなど高密度な機器に対応するために1 ラック当たりの電力供給能力は1 ラックあたり平均8.8kVA、最大で12kVAに設定され、「Symmetra PX 160kVA/160kW」が導入された。
また、あわせて、物理インフラの統合管理ソフトウェア「StruxureWare Data Center Central」が導入されたことにより、各ラックに設置されたPDU からの情報を統合管理し、顧客毎の利用電力量の可視化が可能となった。
なお、長野県パトロール 新データセンターへの導入コンポーネントは、Symmetra PX 160kVA/160kW × 1 セット、InRow RP CW × 4 セット、Hot Aisle Containment System (HACS)、StruxureWare Data Center Central、NetBotz 550 シリーズ× 3 セットとなっている。