日本オラクルは4月3日、埼玉県川口市が構築中の統合仮想基盤環境に、オラクルの仮想ネットワーク製品群である「Oracle Virtual Networking」の仮想化コントローラ「Oracle Fabric Interconnect」が採用されたと発表した。

「OracleFabricInterconnect」製品画面

埼玉県の南東部に位置する川口市は現在、人口約58万人を有し、県庁所在地であるさいたま市に次ぐ埼玉県第2の都市。同市は「Oracle Fabric Interconnect」を採用し、「Infiniband(インフィニバンド)」により各サーバー間、ストレージやネットワークとの接続ケーブルを束ね、ソフトウェア制御によって論理的に分離し、接続構成の変更が可能なネットワーク仮想化環境を構築する。

同市による「Oracle Fabric Interconnect」の採用のポイントは、「サーバーあたり80Gbpsの帯域で接続」、「要件に合わせて柔軟に、ファイバー・チャネルやイーサネットによるストレージとの接続が可能」、「ケーブルの配線数を大幅に減らすことが可能」、「帯域調整、ネットワークの構成を変更する際に、機器を停止せずにGUI 管理ソフトウェアによる作業が可能」、「サーバーやストレージ、オペレーティング・システムとオープン環境で接続できるため、将来のシステム拡張においても柔軟な機器選定が可能」。

川口市の統合仮想基盤環境の導入プロジェクトは、彩ネットが担当した。