東京藝術大学ならびにフェンディは、美術展「FENDI-UN ART AUTRE Another Kind of Art,Creation and Innovation in Craftsmanship~フェンディ もうひとつのアート、クリエイションとイノベーションの軌跡~」を開催している。会期は4月29日まで(月曜休館、ただし4月29日は開館)、開館時間は10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)。会場は東京藝術大学大学美術館 展示室3・4。観覧料は一般1,200円、高校・大学生700円、中学生以下無料。
同展は、ラグジュアリーブランド「FENDI」のクラフツマンシップに迫る内容で展開される。美術史家・美術評論家のエマニュエラ・ノビーレ・ミーノが監修を行い、ファーの加工・制作の第一人者とも言われる同ブランドの世界観を表現した。1970年~今年にかけて製作した代表的な作品約30点と、実際に使用された構図タブレット(図案などを確認するための試作品)やスケッチなどのアーカイブを展示する。
また、あえて時系列に沿った展示を避け、「クリエイション」と「イノベーション」の観点から構成。フェンディ1号店のファサードを実物大の映像で再現した「メインエントランス/ファサード」、ブランドの歴史を映像で解説する「イントロ室」、実物のファーなどを展示し、タッチスクリーンやWebアプリなどで詳細情報を参照できる「展示室」、職人がデモンストレーションを行う「ファーアトリエ」といったセクションに分かれている。
なお、同展は日本での展示を皮切りに、世界各地にて巡回展を行う予定となっている。