電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」傘下のイージス・メディアは4月2日、中国のデジタルメディア・エージェンシーである北京创世奇迹广告有限公司(Beijing Wonder Advertising Co., Ltd. 以下、北京创世奇迹广告)の株式100%を取得することで合意したと発表した。
電通によると、北京创世奇迹广告は、インターネットを通したより効率的・効果的な顧客へのアプローチを実現するeCRM領域のマーケティングサービスに強みがあり、オンラインゲーム業界をはじめ、金融・保険や流通・小売業などの顧客に対して、統合的なデジタル戦略立案とその実施サービスを提供しているという。
同社は買収の狙いについて、「中国におけるオンライン広告のメディアバイイングなど、イージスのデジタル領域における統合的なマーケティングサービスのケイパビリティを強化することにあります」と説明している。
なお、イージス・メディアは、すでに中国内で複数の事業ブランド(Carat、wwwinsisobar、Vizeum、Catchstone、OMP)でオンライン広告のメディアバイイングを展開。今回、買収した北京创世奇迹广告とCaratを合わせると、中国最大級の規模になるという。