OKIは2日、松竹が運営する2013年4月2日に新開場した歌舞伎座にKIOSK(キオスク)端末「SUKIT(スキット)」を切符引取機として納入したと発表した。2013年中に新橋演舞場、大阪松竹座、京都南座など、松竹が運営する演劇座館などへの「SUKIT」の導入を予定している。

KIOSK端末「SUKIT」

OKIのKIOSK端末「SUKIT」は、ATMや鉄道の予約発券機などの実績をもとに、その技術・ノウハウを活かして開発。2008年の販売開始以来、羽田空港新国際線旅客ターミナルをはじめ、航空会社やバス運行会社などで利用されている。

歌舞伎座のリニューアルオープンにあたり、老朽化していた従来の切符引取機を全面的に刷新。公演チケットの販売を、窓口の他に電話で購入できる「チケットホン松竹」や、インターネットでのチケット販売サービス「チケットWeb松竹」で行っている。電話やインターネットでチケットを購入した人が、郵送やコンビニでの受け取りの他に、劇場に設置された切符引取機に購入時のクレジットカードや会員カードを挿入して、チケットを受け取ることができる。

「SUKIT」の主な特長として、タッチパネルディスプレイによる直感的な操作ができたり、時期カードリーダや非接触ICリーダなどの各種リーダを備えている。また前面のパネルカラーをカスタマイズすることもできる。

同社は今後も、さまざまな業態のお客様のサービスを実現する「SUKIT」の販売を積極的に行っていくとしている。