東芝は3月29日、スマートフォン/タブレット用カメラ向けに色ノイズ低減回路(CNR回路)を搭載し、画素サイズ1.12μmでフルHD(1080p)に対応した裏面照射型(BSI)CMOSイメージセンサ「T4K71」を発表した。
同製品は、画素サイズ1.12μmのセンサに、独自のCNR回路を搭載し1チップ化にすることで、従来から展開している画素サイズ1.4μmの製品と同等の性能を実現した。チップの小型化が進んだことで、カメラモジュールの小型化が可能となり、スマートフォンやタブレットの薄型化に寄与するという。また、60フレーム/秒の高速フレームレートに対応。フレームレートを高速化することで、途切れのないスムーズなフルハイビジョン動画が撮影可能になる。
なお、サンプル価格は700円。4月末からサンプル出荷を開始する。9月から量産を開始し、12月には月産100万個規模に拡大する計画。