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The H Openに「Kernel Log: Coming in 3.9」が掲載された。近いうちにリリースが予定されているLinuxカーネル3.9の新機能から、特に興味深い機能を簡潔にまとめており参考になる。
Linuxカーネル3.9では実験的に導入された2つの機能が特に注目される。キャッシュターゲットとBtrfsのRAID 5および6のサポートだ。3.9では「dm-cache」と呼ばれるキャッシュターゲット機能が導入される。これは従来から存在するflashcacheやbcacheと同じような機能を実現することを目指したもの。この機能を利用するとSSDをハードディスクのキャッシュとして利用するといったことが可能になる。
flashcacheやbcacheはLinuxカーネルのソースツリーには統合されていない。dm-cacheがflashcacheやbcacheと同等の機能を実現することになれば、dm-cacheが今後のデフォルトになるものとみられる。BtrfsはこれまでRAID 0と1をサポートしてきたが、3.9から実験的ながらもRAID 5および6もサポートする。