ナノオプトニクス・エナジーは3月27日、電気自動車(EV)ソリューションの第1弾となる「UNIMO」の販売を開始すると発表した。4月12日より発売する。
同製品は、暮らしの中のEVをテーマに開発された新しいカテゴリの超小型モビリティ。従来の電動車いす、シニアカー、電動カートとしての機能を備えながら、それらを上回る機能とスタイルを実現した次世代移動器具となっており、同社では、そのコンセプトをアシスタント・モビリティと定義し、介護・福祉分野に留まらない様々なシーンでの活用を想定しているとする。
「UNIMO」は新開発のクローラーベルト駆動、独立サスペンション、電子制御システムを搭載し、これまでにない走行性能を実現しているとのことで、従来の電装車いすなどでは難しかった段差や溝、悪路での走行が可能で、大きい歩道や電車の乗降、砂利道や雪道などでも自由に移動することができるという。
また、デザイン面でもミニマリズムに基づくキュービックデザインを採用し、介護・福祉機器の範疇を超える高品質なスタイルとした。フラッグシップモデルの「UNIMO AL」では、サイドパネルにハニカム構造のアルミパネルを搭載しており、これらの機能とデザインにより歩行補助器として、今までにない多様なニーズに応えることができると同社では説明している。
なお重量は95kgで、2次電池はリン酸鉄イオンを採用、航続距離は20km、速度は6km/h、充電時間は5.5時間となっている。