NECは3月29日、インドの大手ITサービスプロバイダHCL Technologies Limited(HCLT)との合弁開発会社であるNEC HCL Systems Technologies(出資比率 : NECおよびNECシステムテクノロジーが51%、HCLTが49%)のHCLTが保有する全株式の譲渡を受けることで合意したと発表した。
これにより、NEC HCL Systems Technologiesは、NECグループ100%出資の子会社「NEC Technologies India Limited」となり、今年4月を目途に新たな体制で事業運営を開始する。
NEC HCL Systems Technologiesは、インドにおけるソフトウェア開発リソースの強化を目的として2005年10月に設立された。本社所在地はインドのノイダ市(デリー近郊)で、資本金は約5.7億円、主な事業内容はプラットフォーム系ソフトウェアの開発、企業向け業務ソフトウェアの開発となっている。
NECによると、新会社「NEC Technologies India Limited」では、従来どおりプラットフォーム系ソフトウェア製品の開発拠点として、開発リソースを提供していき、これに加え、製品技術・開発ノウハウをグローバルに展開・継承や、アジアパシフィック・欧米・日本向けシステム開発のオフショア開発拠点として主導的役割を担うとしている。