日本オラクルは、従来機種と比較して性能を最大2倍に、ストレージ容量を最大3倍に向上した「Oracle Database Appliance」の最新版「Oracle Database Appliance X3-2」の国内提供を開始したと発表した。

「Oracle Database Appliance X3-2」製品画面

新製品は、4ユニットのラックマウント型システムで、「Oracle Linux」が稼働するIntel Xeon E5-2690を搭載した「Sun x86」サーバ2台、18.8テラバイト(TB)容量のストレージ1台で基本構成。ユーザーはデータ量の増加が見込まれる場合、オプションの拡張ストレージ「Storage Expansion Shelf(ストレージ・エクスパンション・シェルフ)」を接続することにより、最大構成で37.6TBまでストレージを拡張できる。

独自の機能により、サーバに搭載されているプロセッサ・コアの使用を制限できるため、ソフトウェアのライセンス数を有効利用。必要なプロセッサ性能に合わせてソフトウェア・ライセンスを追加購入できるため、「Oracle Database Enterprise Edition 11g Release2」を最小構成で4コアから開始し、最大32コアまで拡張することが可能。

また、構築やパッチ適用、データベース展開をシンプルなボタン操作で実行、障害通知機能の自動化などにより、高可用性データベースの構築・管理に必要とされるコストや負担を軽減する。

同製品の価格(税別)は、ハードウェア構成のみで652万1,742円。