Evernote、スマートノートブック対応のAndroid版「Evernote 5.0」公開

Evernoteは、Android向けEvernoteの最新版となる「Evernote 5.0 for Android」をリリースした。ダウンロードは無料。

今回のアップデートでは、ノート一覧のデザインや、アプリ内にある全アイコンのデザインが刷新されるなどの改善が行われたほか、新しいカメラ機能が追加された。追加されたのは、一度に複数枚の写真を撮影し、ノートに保存したい写真のみを選べる「マルチショットカメラ」と、自動で写真のコントラストなどを調整し、紙や文書をデジタル化して保存できる「ページカメラ」の2つだ。

このページカメラの搭載により、これまでiOS版のみの対応となっていた「Evernoteスマートノートブック by Moleskine」にも新たに対応。同製品は2012年秋にモレスキンから発売されたEvernote専用のノートブックで、ノートに手書きされた内容をデジタル画像としてEvernoteに取り込める。傾きやコントラストの自動調整機能や、関連付けられた"タグ"が自動で付加される「スマートステッカー」なども、iOS版と同様に利用可能となる。

さらに、Mac版に搭載されていた「ショートカット機能」も追加され、よく使うノート、ノートブック、タグに素早くアクセスできるようになった。なお、ショートカットは他のプラットフォームと同期されるため、Mac版で設定したショートカットがある場合は、そのままAndroid端末でも利用できるという。

このほか、プレミアムユーザーとEvernote Businessのユーザーには、「文書検索」機能を用意。アカウント内を検索すると、該当する単語が文書やスプレッドシート内に含まれている場合も検索結果に表示されるようになった。なお、対象となるのは「Microsoft Office」および「iWork」で作成されたファイルだ。また、Businessユーザーは、ビジネスタグも利用可能となっている。タップしてタグ一覧の画面を表示すると、ビジネスタグでの絞込みが可能になり、ビジネスノートブックに含まれたタグを編集することもできるという。