米Microsoftが地元技術ベンダーと広告エージェンシーと協業し、ロンドンのタクシーで無料Wi-Fiサービスの提供を開始した。「Microsoft Office 365」など同社のビジネスソフトウェアプロモーションの一環となり、ビジネスユーザーに製品をアピールする。

英国のタクシー広告エージェンシーUbiquitous Taxi Advertisingが、Wi-FiやNFCなど無線技術を専門に手がけるTrack4Servicesと共同で展開するタクシー内無線サービス「CabConnect」の最初のパートナーとして、MicrosoftはWi-Fiサービスを3月から3ヶ月間無償で提供する。無線通信はVodafoneのマシン間通信用ネットワークを利用し、ロンドン市内を走る約225台のタクシーで利用できるという。

同キャンペーンは企業のマネージャーや意思決定権を持つ人を主なターゲットにしており、乗客は自分のスマートフォンやタブレットからMicrosoftの企業向け情報ハブMicrosoft for Businessにアクセスできる。それ以外のインターネットも無料で利用できる。