オージス総研は27日、オープンソースソフトウェア(OSS)のC言語プログラム品質解析ツール「AdLint」について、機能の一部をWeb上で体験できるサービス「AdLint PAD」を無償で公開したと発表した。AdLintをインストールする前に、AdLintの解析結果を確認でき、また、解析結果に対する意見などを投稿してAdLint開発者に改善を提案することも可能となっている。
「AdLint」は、C言語プログラムソースを解析して不具合の可能性を検出し、また、処理の複雑さを表す「経路複雑度」などの品質メトリクス(品質指標)を測定する解析ツール。 特徴として、コンパイラ等では検出できない不具合の可能性を警告するほか、15種類の品質メトリクスを測定、14種類のコード情報(関数定義や変数定義などのソースコードを要約した内容)を出力する。
AdLint体験サービス「AdLint PAD」は、C言語プログラムコード(200行以下)を投稿すると、解析結果が表示され、また、他の人が投稿したプログラムも参照でき、様々なケースの解析結果を確認することができる。
なお、「AdLint PAD」では、投稿されたプログラムは公開され、「AdLint」は「AdLint PAD」と異なり、ソースコードの行数制限はなく、複数ファイルを解析することができる。