西武ライオンズ、西武鉄道、NTTブロードバンドプラットフォーム、シスコシステムズは26日、西武ドームにおける高密度かつ高品質な「スタジアム Wi-Fi ソリューション」 を活用した新サービス「Lions Wi-Fi」を3月29日のプロ野球公式開幕戦にあわせて開始すると発表した。

西武ライオンズのマスコット、レオとライナをはさんで左から、シスコシステムズ合同会社 上席副社長 堤浩幸氏、株式会社西武ライオンズ 代表取締役社長 居郷肇氏、エヌ・ティ・ティブロードバンドプラットフォーム株式会社 代表取締役社長 小林忠雄氏

「スタジアム Wi-Fi ソリューション」は、1つ1つの無線LANアクセスポイント(AP)でカバーするエリアを小さくすることでその設置密度を上げ、数万人規模の観客が密集する環境でも快適な通信容量とカバレッジを確保する、スタジアムの環境に最適化した Wi-Fi ソリューション。

スタジアム専用設計の狭ビーム幅指向性アンテナにより、狙いを定めたカバレッジを実現。大容量の Wi-Fi ネットワークを提供することで、観戦体験の向上と 3G/LTE モバイルトラフィックのオフロードを円滑に推進し、高度な無線リソース管理(RRM)システムにより、高密度 Wi-Fi 環境下においてもネットワーク全体のパフォーマンスを最適化することができる。

1990の9と9の間の下に見える四角いところにAP本体と高性能アンテナを設置

AP本体を席下へ設置し、強度のある鉄製の防水ボックスを使用

フィールド沿いの壁に設置し、鉄製のボックスで蓋部分パッチアンテナを設置

今回Wi-Fiのアクセスポイントを西武ドーム内のスタンド内の上部・中部・下部3点に設置。それらによって高密度なカバレッジを実現している。

アクセスポイントを見つけて接続を開始すると専用のページに飛び、そこから各種コンテンツを利用することができる

提供予定の「Lions Wi-Fi」コンテンツは以下の通り。

  • 1回90分を1日3回まで接続できる無料インターネットサービス

  • 選手名鑑によるライオンズの選手情報

  • 動画で選手の魅力を伝える「Lions@YouTube」の閲覧

  • リアルタイム対戦データによる生の対戦情報の取得

  • 広告欄の複数スポンサーのバナー

  • カレンダーによるライオンズの試合日程・対戦チームの紹介

  • 西武ドーム内のおすすめグルメ情報の紹介

  • 「Lビジョン」に表示されるベースボールクイズへの参加

  • ライオンズ公式ページの閲覧

また、西武鉄道の全駅にWi-Fiエリアを拡大し、3月29日より順次サービスを提供。各駅と連携したサービス展開も検討・計画しており、今後はユーザの要望も踏まえて、新しいメニューを随時追加していくとしている。