シュナイダーエレクトリックは3月26日、経済産業省資源エネルギー庁の外郭団体である環境共創イニシアチブ(略称:SII)より「エネルギー管理システム(BEMS)導入促進事業費補助金」(以下、BEMS導入補助事業)において、導入支援を実施する「エネルギー利用情報管理運営事業者」(以下、BEMSアグリゲーター)に認定されたと発表した。
経済産業省では、主に中小企業等の契約電力500kW未満の高圧小口需要家の電力需要の抑制、およびエネルギー使用の効率化と無理のない節電により電力消費量の削減を図ることを目的としたBEMS導入補助事業を展開している。
BEMS導入補助事業にあたっては、中小ビル等にBEMSを導入するとともに、クラウド等によって自ら集中管理システムを設置して、小口高圧需要家に対して電力消費量を把握し、節電を支援するコンサルティングサービスを提供するBEMSアグリゲーターとしての登録が必要。今回、シュナイダーエレクトリックがヴェリア・ラボラトリーズを幹事社とするコンソーシアムに事業者として参加することでBEMSアグリゲーターに認定された。
同社は、トータルビル設備管理コスト削減を可能にするBEMS統合ソリューション「SmartStruxure」や、BEMSアグリゲーター補助対象システムとして無線方式を採用した小規模ビル向けBEMSシステム、「SmartStruxure Lite」の日本市場への導入などを行っている。
今後は、BEMSアグリゲーターとして、国内の中小規模のビルにフォーカスしてBEMS導入補助事業を支援し、エネルギーの有効活用の実現に貢献していくとしている。